海外の風土による色彩のイメージ 

こんにちは。

パーソナルカラリスト/美容師のmikaです。

梅雨真っただ中ですね。

そろそろ夏を目前に海外旅行を計画されている方たちもいらっしゃるのではないでしょうか?

海外旅行、我が家ではできたら1年に1度いけたらいいなあと思い今年も計画を立てはじめました。

皆さん旅先の目的や楽しみにしていることは様々でしょうが、私個人の目的や楽しみはこんな感じなのです。

● その国、その土地の食べ物を食べる。

● 世界遺産や絶景を見に行く。

● 現地のスーパーマーケットで買い物。

● 市場で買い物。

● 伝統工芸品や雑貨、布を買う。

パッと思いつくのがこれらです。

 

そして、

女性ならあるあるだと思うのですが旅先で「かわいい~っ」と思って衣類を購入しませんか?

現地では着るのに帰国してからは「なんか違う・・・」って一度も着なかったり。泣

私もとても身に覚えがあります。パーソナルカラリストなのに・・・。

 

例えば、タイで買った布を巻いて腰で結ぶようなロング丈のスカート。

ベトナムで作ったアオザイ。上着。市場で買ったサンダル。

ハワイで買ったマキシ丈ワンピースとアロハシャツ。

他にもまあありますよ。汗

 

確かに旅の高揚感と衝動にまかせて買ってしまうというのもありますが

日本では着なくなるというしっかりした理由が実はあるのです!無駄遣いの言い訳ではありませんよ~。

それは

その国の気候や文化、いわゆる風土の違いによって起きる現象なのです。

 

例えばタイ。

熱帯モンスーン気候で乾季と雨期があるものの年間を通して高温多湿です。

寺院や宮殿、仏様もたくさんの金色をまとい、色鮮やかな配色が非常に多いです。落ち着いた色よりも派手色の方がよく目の当たりにします。

現地では周囲の人たちや風景など環境に混ざるので違和感は無いですが、日本で同じものは派手過ぎて浮いてしまいます。

 

ハワイ。

みんな大好きハワイ!青い空、青い海、砂浜、The南の島。

暑くてもカラッと乾燥しています。雨期があるといっても日本に比べたら全然。

空の色や自然の緑、植物や鳥、とても色鮮やかです。

そしてそんな自然のものをモチーフにしたグッズや衣類も現地では素敵に着こなせるのですが、湿度の多い日本でましてや海の無い街中ではやはり浮きます。

 

太陽光や空気の透明度、日照時間や環境によって色の見え方が異なってくるのです。

日照時間の短い北欧などの地域は空の色もやや薄い色で寒色系などブルー系が好まれる傾向があるそうです。極彩色よりニュアンスカラーに敏感で豊富です。

日本も四季があるとはいえ割と空色がくすんでいる期間の方が長いです。

太陽光の明るさや日照時間の違いで色の見え方がその国や土地土地で違うので日本では南国の極彩色は合わないんですね。

 

そしてこれら色彩の感覚は小さな日本国内でも違いが見られます。

分かりやすい例としてやはり沖縄です。青い海、空、色鮮やかなハイビスカスは日照時間の少ない灰色の空の雪国とは対照的です。

 

海外での衣類の買い物後、日本でのこの違和感はずっと不思議に思っていたのですが、国によって気候など風土の違いで色彩の見え方が変わる事実を知ったときは目からウロコでした!

知っていると知らないでかなり違いますよ。衣類を買って失敗するよりは小物類の方が安全ですね。

 

余談ですが、ビールや食べ物もその国やその土地でいただいたほうが美味しいと常々思っていましたが同じことなんでしょうね~。

日本で冬にタイ料理はあまり欲さないですし。(あくまで個人の感想ですよ。好きですよタイ料理。汗)

 

これを書いていたら旅行欲が湧いてしまいましたとさ。