こんにちは。
パーソナルカラリスト/美容師のmikaです。
梅雨真っただ中ですね。
なんだかいつの間にか6月も終わりに近づいて、気が付いたら全然ブログのアップ数が少なく驚愕しております・・・。汗
久しぶりに美容師さん向けの内容です。
お客様に「似合う」髪色の提案、できていますか?
夏が近づいてくるとお客様は髪を軽く見せるべく明るめのヘアカラーを求めて来店される方も少なくはないですよね?
美容師の皆さん、カウンセリングで「似合う」髪色の提案はどのようにしていますか?
おそらく最低でもこの2パターンではないでしょうか・・・。
1.お客様の希望するヘアカラーを提供する。
2.どんな色が良いか分からず美容師に提案してもらう。
日常のサロンワークでよくありますね。
よくあることなのにどちらも油断ならない状況なのです。
1.お客様の希望するヘアカラーを提供する。
この場合、お客様の方で「こんな髪色にしたい!」というビジョンがしっかりあるので希望をくみ取りやすいですが、果たして本当に似合う色でしょうか?(こんな色にしたいという希望をバッサリ否定もどうかと思いますが・・・。)
完璧に施術ができて仕上がったのに鏡に映ったお客様の顔色と調和していなかったなんて経験はありませんか?
調和していないと言うのは髪の色(カラーリング後の)と肌の色が合っていないということです。
この違和感はお客様もしっかりと感じ取っているので弁解の余地無いですよ~。
2.どんな色が良いか分からず美容師に提案してもらう。
この場合も美容師の腕の見せ所ですね。流行りのカラーをいくつかおすすめ、提案して選んでもらう流れ。
流行りをおすすめすることは大事なことですですが、最終的にお客様に似合うカラーを提案できていますか?
プロに勧められたから確かだろうと信じてくれたお客様を裏切るかたちになっていませんか?
カラーリングの料金だって安くは無いです。
ちゃんと「似合う」カラーリングをして差し上げましょう。そして満足してもらいましょう。
そこで、
パーソナルカラー別「似合う」ヘアカラー
以前にも美容師さん向けの記事を書きましたが、
パーソナルカラーを理解しているのとそうでないのとでは大きな差が出ます。
なんとなくで施術するのではなく、しっかりと根拠を持って施術しましょう。
それでは順番に案内していきますよー。
ブライトスプリングの似合うヘアカラー
ミルクティーのようなベージュ系、アプリコットなどオレンジ系、温かみのあるサーモンピンクなど。
ダークトーンでも黄みやオレンジを感じるブラウンがおすすめです。アーモンドブラウンなど。
アッシュなどブルー系は顔色が悪くなるので残念ですがおすすめできません。せめてマットなどグリーン系であまり深くない色が良いでしょう。
結構明るめなトーンでも違和感を感じませんが、元の髪質が柔らかいタイプが多いので退色しやすいのが玉に瑕です。
パステルサマーの似合うヘアカラー
ローズブラウン、ピンクベージュなど黄みやオレンジを感じさせないことがポイントです。
ベリー系、ローズ系のピンクが似合います。
明るめのトーンの場合はアッシュピンクやグレージュなどアッシュ系がおすすめです。
ダークトーンも黄みやオレンジを感じないスッキリしたココアなどのブラウンが良いです。真っ黒は優しい雰囲気を損ねてしまいます。
イエロー、オレンジ、マット系は顔色が暗くなるのでおすすめできません。
ディープオータムの似合うヘアカラー
オレンジを感じるブラウン、チョコレートブラウン、グリーンを感じるマット系ブラウンが似合います。
深みを感じるブラウンが良く合います。
レンガや赤土を思わせるテラコッタもオススメです。
ローズなど青みピンク系は残念ながらおすすめできません。
イエローというよりはオレンジなど色に深みや渋みを感じるカラーが良いでしょう。
ブリリアントウィンターの似合うヘアカラー
黒髪を持つ人が多いタイプなので色素量によりますが染まりづらい方もいると思います。
パープル、バーガンディ、ローズなど青みを感じる色が似合います。
顔色が悪くなるので黄み、オレンジを感じさせないことが重要です。
アッシュ系ブラウン、ダークブラウンも良いです。もちろんブラックも合います。
モード感のあるパキッとした鮮やかなカラーも似合います。
これらのようにパーソナルカラー毎で「似合う」「似合わない」髪色があります。
どうか美容師の皆さんにはパーソナルカラーを勉強して理解していただきたいです!
それぞれの特徴を上手く活用し、良い提案やアドバイスをしてお客様とより厚い信頼関係を築いてほしいです。
もはやお客様の方がパーソナルカラーに詳しいです!
美容師の皆さん、毎日のように練習や講習で本当に忙しい毎日を送っていることと思います。
以前のにも書かせてもらいましたがどうか忙しくてもパーソナルカラーの資格を習得してください!
なぜそんなに強く勧めるかと言いますと・・・
我々美容師以外の方たちも毎日忙しく働いたり、家事をしたり、育児をしたりしています。
そしてたくさんの人達と少なからず関わりながら生活をしています。
幾度となく私は「人は見た目が9割」と言ってます。
人前で話す機会の多い士業や講師、客先に出向いて商談やプレゼンを行ったり、上司や部下と仕事を共にするサラリーマンやOLさんだったり、お姑さんと会ったり、ママ友と会ったり、パートナーとデートだったり、お見合いだったり、婚活だったり、サークルだったり、結婚式だったり、それに招待されたり、同窓会だったり・・・
だったりのオンパレードですが人の数だけ色々と誰かと会うシチュエーションがあります。
皆さんビジネスシーンやそれ以外でも人に好印象を与えられるよう一生懸命なので、自分のパーソナルカラーを知って、それを活用し「似合う」にとても意欲的です。「人は見た目が9割」なので。
ファッション雑誌やメイクアップ雑誌など今や当たり前のようにパーソナルカラーは特集を組まれているので、われわれ美容師など専門職でない一般の方たちにホントに自然に浸透しているのが現状です。
考えてみて下さい。
美容室に訪れたお客様の方が我々美容師よりもヘアカラーやメイクの色選びに詳しくて、こちら側が何の提案やアドバイスもできずにむしろ教えられてしまう状況になっていたら・・・。汗
こちらのほうが専門職のはずなのに。
恥ずかしいし、みじめじゃないですか?
もはやお客様の方がパーソナルカラーに詳しいですよ~。
「似合わない」を提供してしまわないようにくれぐれもご注意下さい。
髪は顔の額縁です。顔と密接な位置にある髪、髪色でその人の顔色や印象を左右します。
衣類なら着替えることができますが、ヘアカラーはそう簡単に変えられませんからね。
後半は脅かしみたいになってしまいましたが、とても大事な話です。
多くの美容師さんに知って欲しいです。そして健闘を祈ります!
今回はこれにて終了~。