こんにちは。
パーソナルカラリスト/美容師のmikaです。
今回はちょっとお客様のことは置いといて、美容師さんだけのことを書きますよ。
全国に美容室は24万件あるそうです。
ネットのはしごの末の発言なので正確な情報ではないですが。汗
それにしても多いのは確かで、我が家から最寄り駅に行くまでに5件の美容室があります。
大きなターミナル駅周辺なんてもっとあります。そしてその1件に複数の美容師が働いているわけで・・・。
美容師人口、美容師を目指す人の減少が謳われるている昨今ですがまだ飽和状態です。
淘汰されて行くと美容室はもちろん、美容師一人ひとりの質が重要になってきます。
技術の重要性も置いといて、今回はテーマが「理想的な美容師 外見編」なので
外見のコトだけやります! 耳の痛い人もいるのでは?
美容師はオシャレが当たり前
私はファッション好き美容師です。すごくオシャレなのかと言われたらフツーだと思います。
そんな美容師さんはたくさんいることでしょう。
ドヤで「私ってオシャレでしょ~?」って人はちょっとウザいですよね。なにごとにも謙虚さが必要です。
あくまで私の持論ですが、
一般の方の認識は「美容師 ⇒ オシャレ」なのではと思っています。
お客様は
ファッションに疎い、ハッキリと言うとダサい美容師には担当されたくないはず。
「人は見た目が9割」です。
初めましてのお客様はカウンセリング前の挨拶時の一瞬でオシャレかダサいかをジャッジします。
ファッション、ヘアスタイル、姿勢、清潔感のこれらを声を発する直前に見極め、
それから話し方や目線のやり方、物腰の柔らかさなどを見て信頼できるかどうかという判断へと移行してゆくのです。
これらはお客様が意識していることではなく、無意識に判断していることなのです。
美容師に大事なのは腕だけか?
美容師の本業はヘアカットなど技術の提供です。
カットなど技術が巧みで、手先が器用、手際が良い事がいちばんであり、重要です。
お客様はお金を払いますから当然です。タダだったとしても上手いに越したことはありません。
「技術屋にオシャレなど必要ない!」とおっしゃる美容師さんも中にはいることでしょう。
わかりますよ。その気持ちも。職人ですもの。
腕は確かで自信があるけど、ファッションに自信のない、自分の似合う色、似合う服がわからないという美容師さん、
このままではダメです!
自分の外見をなおざりのままでは良い仕事はいつまでたってもできませんよ!
自分がお客様からこう見られたい、好印象でありたいと自分の外見の改善を試みない美容師に
お客様にヘアスタイル、ヘアカラー、メイクの提案などできないはずです。
自分自身を研究材料にしない人は、そこで勉強を放棄してるも同然で、お客様への提案力も欠けます。
「腕があれば十分でしょ?」と思い続けている美容師さん、
まずは自分をモデルに似合う色、似合う服の研究をしてみてはいかがでしょうか?
自分のためだけでなく、お客様や一緒に働いているスタッフのためにも。
美容師のオシャレとは?
先ほどからオシャレオシャレオシャレとうるさく申してますが・・・
「美容師のオシャレってなんなのさ?」、「外見を改善しろってどういうことよ?」
とお思いの方も多いことでしょう。
フツーで良いのです。
「はあ?フツーだと?」という声も聞こえてきそうですね。
それではフツーのオシャレを掘り下げていきましょう。
美容師だってたまには他の美容室へお客様として行きたくなることがありますよね?
おそらく一般のお客様と同じことを思うはずです。
自分のもとに担当の美容師が挨拶&カウンセリングにやってきました。
そこで、
こんな美容師は嫌だ! 外見編
- 髪のヘアスタイリングがなってない。ボサボサだ。
- 露出が多く、服装が夜のお仕事っぽい。
- シャツ、ジャケットなどがヨレヨレ。シワシワ。
- ダメージなど度を越えた古着感。
- 白シャツ、白パンツが汚れている。
- 顔の疲労感が半端ない。病気なの?と思う顔色。
- 何年前なの?と思わせるほどトレンドを追ってない。
- 服のデザイン、色使いが奇抜過ぎる。目に優しくない。
- 香水がキツイ。もしくは体臭がキツイ。
- まさかの、酒臭い。
・・・イヤじゃないですか?
どんなに中身はいい人だったとしても、外見にNG項目が多いとちょっと髪を触られたくないですよね?
パッと見だけで瞬間的にこれだけジャッジしてしまうのです。
そして自分に置き換えてください。美容師である自分はお客様からどのように見られているのか?
そうしたら少しは改善すべき点が見えてきませんか?まだですか?そうですか。
性別、年齢層、趣味、嗜好が様々なお客様に失礼のない対応をするには
最低限の身だしなみ、清潔感、トレンド感が必要です。
身だしなみと清潔感は理解できるとして、トレンド感とは?
トレンド trend 意味は「流行」「趨勢」
何年も前に買った服ではシルエットや丈など最新の流行とは微妙にずれて時代遅れに見られ、
最新のヘアスタイルやヘアカラーを提案してもらえなそうとお客様に思われてしまいます。
動きやすく作業に適したデザインかつトレンドに乗った色やデザイン、薬剤などで汚れていない
服を身に着け、ヘアスタイリングもきちんとし、「新しい提案をしてくれそう」とお客様に思われる美容師を
演出しなくてはなりません。
ファッション雑誌やショップのディスプレイ、ネット上でも簡単に見て研究することができるので
最新ヘアスタイルや技術の勉強も大事ですが、同じくらいにファッションと自己演出の研究をおすすめします!
ここで勘違いしてほしくないのが、
「トレンドファッション=奇抜なファッション」ではありませんよ。
普遍的な定番のアイテムってありますよね?
例えば、ボーダーのカットソー、無地のボタンダウンシャツ、ストライプ柄のシャツなど。
それらにトレンドカラーを含ませたり、トレンドカラーの小物にパンツやスカートを足すだけでOKです。
パンツやスカートは太さや丈などトレンドがあるのでしっかりチェックしてもらいたいところです。
全身をトレンド尽くしにする必要はなく、普遍的な定番なモノにトレンドのエッセンスを少々加えれば
良いのです。
先述しました私の「フツー」とは、こういう定番と少々のトレンドの組み合わせのことで
それがいちばん間口が広く、万人受けし、初めましてのお客様に良い第一印象を与える「オシャレ」なのです。
あとは笑顔と誠意!そして大事な技術ですね!
いつもはパーソナルカラー、色彩について案内をしていますが、今回は美容師の外見(オシャレ)について述べさせてもらいました。
「似合う」「似合わない」などはまた後日のテーマとしてやりたいと思います。
パーソナルカラーについて気になる方は是非パーソナルカラーブログも見てみて下さいね。