地黒のサマーさんに出会った話。パーソナルカラー診断の時のコト。

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こんにちは。

パーソナルカラリスト/美容師のMIKAです。

先日4日間アパレルブランドの「Elura」の企画であるパーソナルカラー診断イベントで
パーソナルカラリストとして招かれ参加した時のお話です。

地黒のサマーさんに出会った話。パーソナルカラー診断の時のコト。

イベント最終日、あと一人の診断で終わりという時でした。

最後にいらっしゃったのは50代後半のミセス。

とても貴重な経験をさせていただきました。

それは・・・

地黒のサマーさんに出会ったのでした!

良かったらこれからのお話にお付き合いくださいませ~。

各パーツの色素をチェック

昨今の様々な〇〇診断ブームにより、ご自身のパーソナルカラーを知りたいって方が大勢いらっしゃいます。

診断を受けたことのない方でも「パーソナルカラー」という言葉は知っているというくらい。

かなり浸透していますね~。

まずはカウンセリングです。

日焼けをしやすいか?日焼け後赤くなるか?焼けてもすぐに冷めるか?それとも吸収しやすく黒くなってしまうか?

人前や緊張時に顔が赤面しやすいか?アルコールで顔に出やすいか?

・・・など、ヒアリングをします。

そして重要な色素のチェックです!

髪・目・肌・頬・唇と各パーツの色素が4つのシーズンカラーのどれに該当するかを見ていきます。

シーズンカラーとは季節になぞらえた

パステルサマーブリリアントウィンターブライトスプリングディープオータム

これらです。

お客様の色素の特徴からウィンターかオータム?

お客様が着席して挨拶をしている間、カウンセリング前に既に目視であたりをつけるのですが、

「あたりをつける」とは、例えばご本人に聞くまでもなく判断できる要素が見え

「あのシーズンではないな~。」とか「血色が良いからアレかアレだろうな~。」とか

ちょっと候補を絞ることです。

あくまで私個人の感覚ですが。

例のお客様はとっても肌が黒い方で、目がパッチリ。

私は「ウィンターかオータムの二択だな。」とあたりをつけたのでした。

そして診断する前に例外なくカウンセリング、ヒアリングをしました。

ほうほう。では実際にドレープ(色の布)をあてて顔色の変化を一緒に見てみましょう。

って感じで診断スタートです。

おそらく純粋に日本人と思うのですが(ルーツを聞いても関係ないので)

とにかく肌の色が黒い方で、目も真っ黒とはいかなくてもとても深い色、

ヘアカラーは地毛色に合わせて黒く白髪染めをしています。

お客様がおっしゃるには、子供の頃からとにかく地黒とのこと。

失礼なのですが日本人の地黒タイプをはるかに上を行く地黒で

褐色肌の東南アジアの方よりも更に地黒と言いますか・・・。

ごめんなさい!悪意はございません。

褐色の赤みがあるかというと赤みは感じられず

強いて言うなら灰褐色?

予想外!?結果はまさかのパステルサマー!!

色黒さん、地黒さんの様に顔に血色を感じられないタイプは

診断中もあまり顔色の変化が現れません。

じっくりとそれぞれのシーズンカラーのドレープで比較していきます。

オータムの色はあか抜けず、顔の輪郭がぼやけ、顔の印象もぼんやりと薄れてしまいました。

特にマスタードイエローとモスグリーン、ラスト(赤サビのような色)。

とにかく地味~に見え、頬の滑らかさが損なわれ残念。

黄色ではスッキリしたレモンイエローが輪郭も引き締まり、目の存在感が出るので

ブルーアンダートーン(巷でいうブルべ)は確定。

カウンセリング前から「ウィンターかオータムだろうな~。」と

あたりをつけていた私でしたが・・・

同じブルーアンダートーンでウィンターとサマーを比較すると・・・?

あれ?

あれ?

あれ?

ウィンターじゃなくない!?

自分の目を疑いました。

ウィンターの暗い色、ハードで派手な色、ショッキングピンクとか

顔色が更に黒く見える!!!

更に黒く見えることでパッチリ二重の目ですら目立たなくなった~!

目、どこ~~~っ!汗

こんな事あるんだ!?って内心プチパニックです。

サマーの色の特徴であるグレーをちょっぴり含んだような優しげな色や、パステルカラーの方が

断然っっ似合うのです。

表情もふんわりと柔らか。目の印象も優しいながらもちゃんと復活!

そしてなんといっても

白く見えるとまで行かなくとも、地黒の肌が和らぎ

肌表面のなめらかさが増してふわっと起毛したように見えるのです。

結果

ブルーアンダートーンのパステルサマー!

自分が導き出した結果に驚きました!

イベント最終日のラストのお客様で

今までにめぐり会ったことのない貴重なタイプの方を診断できて私自身の良い勉強になりました。

神様ありがとうございますっ!

その後、ひとり反省会。

今までで経験のない肌色タイプの方に会ったので

強烈に記憶に残っているわけでして・・・。

その後、ひとり反省会です。

色素チェックを振り返ってみると

肌の特徴、ウィンター優勢だが、サラリとマット肌。

髪の特徴、サマー優勢。サラサラと言うより細い軟毛。

目の特徴、オータム優勢。目はパッチリだが白目とのコントラストは弱い。

スプリング要素は極めて少ないものの

サマー・ウィンター・オータムの要素が平均している。

あ、

サマーの可能性もあったじゃん。

とは言え、

サマーさんの特徴として地黒ではないのですよ。

統計上の話ではありますがね。

黄み肌のサマーさんはいらっしゃいますが・・。

でも、いろんなタイプ、パターンの方がいて当然なんですよね。

そもそもパーソナルカラーの概念はアメリカが発祥。

人種の坩堝であり、日本人なんかより様々な色素を持っているわけで

日本人が黄色人種だから全員黄み肌なのかと言えばそうではありません。

実際日本人はサマータイプの人が一番多いと言われています。

そして最大の反省すべき点が・・

写真を撮らせてもらわなかったこと!泣

大事な大事なサンプルになったのに~。

もー!私のバカバカ!!

痛恨のミス!!

気を取り直して・・

ブログと言う記録に残すことで私自身も振り返る材料となりますし、

同業のカラリスト様にもちょっぴり分かち合うと言いますか

「私も同じ経験あるある!」って方がいらっしゃったらうれしいです。

最後までお付き合い下さった皆さまありがとうございます。

心より感謝申し上げます!

それではまた~。