「パーソナルカラーに縛られない!」って聞くけどじゃあ実際どうすればいいの? その2

こんにちは。

パーソナルカラリスト/美容師のMIKAです。

 

早速前回の続きですよ。

モヤモヤや疑問をスッキリ解消させるべく案内します~。

ブルーアンダートーンとイエローアンダートーンの共存の謎。

前回のその1でも述べましたが、

個人の毛髪、顔には様々な要素が先祖代々受け継がれている為

髪・肌・目・唇の色には

ブルーアンダートーンとイエローアンダートーンが混在しています。

もちろんハッキリとどちらかという人もいますよ。

そしてパーソナルカラー診断後の結果は

その人がよりイキイキと健康的で、瞳が輝き、魅力的に見える

シーズンカラーへと導かれていきます。

 

例えばの話ですが、

1st、1番に似合うのはパステルサマーだったとします。

サマーはブルーアンダートーン(ブルーベース)です。

そして

2nd、2番目に似合うのはディープオータムだったとします。

オータムはイエローアンダートーン(イエローベース)です。

・・・・

どうでしょうか?

 

プロのパーソナルカラリストはすんなり受け入れることができますが・・・

はい。

謎。

1番目がブルーアンダートーンなら

2番目もブルーアンダートーンじゃないの?

その逆のイエローアンダートーンもしかり。

なんで?

一般のパーソナルカラー診断を受けた人の最大の疑問なのではないでしょうか。

 

パーソナルカラーの特徴を振り返ってみよう。

まず個人、その人自身が持っている基本の色

髪・肌・目・唇の色が

ブルーアンダートーン(ブルーベース)

イエローアンダートーン(イエローベース)の

どちらのアンダートーンなのかを判断します。

次に、

先ほどのアンダートーンと色の三属性である「色相」「明度」「彩度」の特徴と

色の「清濁」から

4つのパーソナルシーズンカラーにグループ分けします。

 

パステルサマー

ブルーアンダートーン(ブルーベース)

・ソフト 〇

・落ち着き ◆

 

ブリリアントウィンター

ブルーアンダートーン(ブルーベース)

・ハード ●

・華やか ◇

 

ブライトスプリング

イエローアンダートーン(イエローベース)

・ソフト 〇

・華やか ◇

 

ディープオータム

イエローアンダートーン(イエローベース)

・ハード ●

・落ち着き ◆

 

4つのシーズンカラーはそれぞれの特徴で独立してはいますが

記号を振った

・ソフト 〇・・・・・サマー、スプリング

・ハード ●・・・・・ウィンター、オータム

・落ち着き ◆・・・・・サマー、オータム

・華やか ◇・・・・・スプリング、ウィンター

これらアンダートーンは異なりながら共通のワードがあります。

※これらの4つの特徴のワードは肌質、肌感、目元の印象、顔のパーツの印象などでカテゴライズされたものです。

 

はい。

前述の例えばの話の続きですが、

個人のパーソナルシーズンカラーが

1st、1番目に似合うパステルサマー

2nd、2番目に似合うディープオータム

アンダートーンは異なりますが、「落ち着き◆」が共通します。

あまり言い過ぎると混乱してしまうと思うのでササッとで説明しますよ。

 

1st、1番目のパステルサマーに似合うという条件がそろっている。

そして

2nd、2番目のディープオータムに条件は欠けてはいるけど次に似合う色がある。

簡単に言えばこんな感じです。

私個人の経験に基づいてもいますが

黄味肌のブルーアンダートンの人もいますし

人によってそれぞれの幾つかのパターンが存在します。

 

1st、2ndの組み合わせパターン。

① サマー・ウィンター    「ブルーアンダートーン」が共通。

② スプリング・オータム   「イエローアンダートーン」が共通。

③ サマー・オータム     「落ち着き」が共通。

④ スプリング・ウィンター  「華やか」が共通。

⑤ サマー・スプリング    「ソフト」が共通。

⑥ ウィンター・オータム   「ハード」が共通。

 

1st、2ndとシーズンカラーの前後もあるので

全部で12パターンですね。

いかがでしょうか?

実は組み合わせのパターンも規則性があるのです。

 

そこなんです。

診断される側の人にすると

一つのシーズンだけでなく、

「次に別のシーズンだけどこんな色も似合いますよ~。」って

1stと2ndとを提案されると一つのシーズンカラーに縛られる

窮屈さから解放された気分になりませんか?

選択肢が広がるというか。

 

協会や組合、スクールによってパーソナルカラー診断のメソッドもそれぞれですが、基本4つのパーソナルシーズンカラーに分類してからさらに似合う色を深く掘り下げて行くって感じなのではと思います。

私の勉強した協会では

特に1stと2ndという風に診断はしてませんが

例えばですが、

「パステルサマーですがディープオータム寄りの

こんな色も似合いますよ。」とか、

「パステルサマーでも深く濃い色が特に似合うので

ブリリアントウィンター寄りの色も似合いますよ。」など、

「〇〇寄りの〇〇も似合います。」

って感じです。

ベースとなるシーズンカラーをしっかりと説明し、

特徴を理解してもらった上で別案も。

 

「パーソナルカラーに縛られない!」って聞くけどじゃあ実際どうすればいいの?

あー。

やっとここまでたどり着きました・・・。

みなさんついて来れましたかねえ?

 

「パーソナルカラーに縛られない!」って聞くけどじゃあ実際どうすればいいの?

結論!

● 自分自身の基本となる1番似合うパーソナルカラーをしっかりと理解、把握する。

● ベストな色は顔色が映えるトップスや全身使いに。

● トップスや全身が似合わない色の時は似合う色のメイクやアクセサリーで顔周りをカバー。

● 好きだけど似合わない色は顔色に影響の出ないボトムスや靴、小物などに使い面積を小さくする。

● 似合わない色がメインの柄物の場合、一部に似合う色が配されているのを選ぶ。

● メイクで似合わない色を使いたい時は似合う色と混ぜて似合うに寄せる。

● 色見本に頼り過ぎない。自分の目でたくさんの色を見て感覚を養う。

● 色にはっきりとした垣根はありません。微妙な色の変化を読み取り、自分の似合う色の範囲と可能性を拡げる。

です!

 

散々引っ張ってここまで来ました・・・

テーマが違えど今まで再三にわたって言ってきたことばかりです。

もっとドラマチックで最終奥義的な何かを期待していたらごめんなさいね。

ですが、

基本がしっかりしてないと応用ってできないんですよ。

基本は大事です。

 

パーソナルカラー診断を受けた、または受ける人、

どうか診断されっぱなしで終わりにはしないでください。

自分の目で実際に色を見ない事には自分のパーソナルカラーすら

見極めることができません。

それでは応用どころではなくなりますよ。

 

似合わない色は使わない、排除するというのも選択のひとつで

それはそれで一向にかまわないですが

ちょっと面倒と思うこともまず試してみてはいかがでしょうか?

きっと更に色彩感覚が豊になりますよ。

 

「パーソナルカラーに縛られない!」とは、

しっかりと色と向き合い試行錯誤を重ねることによって

自分だけのルールがきっと見えてきます!

コーディネートやアレンジも簡単になります!

とどのつまり

「似合わない色」をいかに自分に活かすか?

です!

基本やルールとか堅苦しいかもしれませんが

その先には縛られない自由がありますよ☆

 

 

 

終わったー。

締め方、あっさりしすぎですかねー?

誰に聞いてるんだろう。汗