こんにちは。
パーソナルカラリスト/美容師のMIKAです。
10月です。
ハロウィン月です。
なんだかすっかり年間イベントのひとつに定着して久しいですが
昭和生まれの私は一抹の違和感を払拭できてない令和2年であります。汗
今年のハロウィンはおうちで過ごすことが推奨されるのでしょうね。
ハロウィンと言うと皆さん何を想像しますか?
オレンジ色のお化けカボチャ。
白い布を被ったようなお化け。
黒いコウモリや猫。
マイケルジャクソンの『スリラー』よろしくのモンスター。
あれはゾンビか・・・。
ハロウィンて収穫を祝うお祭りという認識なのですが
どうしてお化けとかおどろおどろしいモノ設定なんでしょうかね?
ハロウィンの意味も曖昧なまま
なんとなくノリで仮装したりパーティーをしている人も結構いらっしゃるのでは?
意味や由来を知ることで今までよりも
もっと楽しく過ごせるのではないでしょうか?
「楽しければそんなこと知らなくたっていいよ。」ですって?
まあまあそんなこと言わず・・・。
ハロウィンの意味と由来
古代ケルト人が起源とされるサウィン祭。
古代ケルトの信仰では収穫を終え冬の季節が始まる11月1日が新年とされており
前日である10月31日の夜に収穫祭を行っていたそうな。
収穫祭でもあるのですが、新年を迎えるこの時期には現世と霊界の間にある門が開くことで両方の世界の行き来が可能になると考えられ、
死者の霊や悪霊、魔女が家々に訪れることを防ぐため
魔除けの仮面をかぶったり、かがり火を焚いて身を守ったそうです。
それに因み収穫したカボチャやカブをくり抜いてロウソクを灯すようになりました。
これが「ジャック・オー・ランタン」ですね。
この「ジャック・オー・ランタン」も怖い顔にくり抜くのも魔除け、魔女除けの意味が込められています。
元は祭りというより魔除けの生贄の儀式ですかね。
それが時代の流れによってカジュアル度が増し、
ちびっ子たちがお化けや魔女の仮装をして
「トリック・オア・トリート!」と唱え家々を訪ねまわるようになったと。
家庭ではカボチャのお菓子を作ったり
もらってきたお菓子でハロウィンパーティーをしたり。
季節が異なりはしますが
私はふと思いついたのが「お盆」でした。
日本のお盆はご先祖様の霊が道に迷わない様に家に招き、終われば送ります。
ハロウィンは招かざる霊が家に入らないよう追い払います。
宗教にもよるのでしょうが似ている様でちょいと違う。
不思議ですねえ。
ハロウィンカラーの色と意味
ハロウィンと言うと皆さん何を想像しますか?
オレンジ色のお化けカボチャ。
白い布を被ったようなお化け。
黒いコウモリや猫。
魔女が大鍋でかき混ぜている緑色の怪し気な薬。
「ねるねるねるね」って昭和なお菓子を思い出しました。
等々。
もう言ってしまってますが気持ちを新たに・・・。
■ オレンジ色
カボチャも確かにオレンジ色ですが、
オレンジ色は「秋の収穫」や「太陽の光」を意味しています。
暖かな太陽の光を受け、秋に色付いた作物って感じでしょうか。
「ジャック・オー・ランタン」に灯される火の色とも。
■ 黒色
「冬」「死」「暗闇」「魔女」
太陽の季節が過ぎ収穫を終え、冬という暗闇の季節が始まるということと
新年を迎えるこの時期、現世と霊界の間にある門が開くことで
やって来る死者の霊や悪霊、魔女の色。
実際、ケルト文化では魔女の存在は信じられており、
「黒猫」や「カラス」も魔女の使いであるとして忌み嫌われていました。
コウモリやクモも黒い色から暗闇のイメージでモチーフとされているのでしょうね。
■ 白色
「お化け」「がい骨」
霊界からやって来る死者の霊や悪霊。
がい骨は死者のイメージでしょうか?
キャラクター化するとポップで可愛らしいのですがね。汗
■ 紫色
最近ハロウィングッズやお菓子のパッケージで良く見かける色ですね。
「月の光」「夜空」のイメージです。
他にも魔女の纏っている服の色など。
紫色のイメージは「神秘的」、「ミステリアス」などのイメージもあります。
黒色と並行し、同じ感覚で使われることも。
■ 緑色
日本では緑色は自然の瑞々しさや、若さなど、良いイメージの色ですが、
ハロウィンカラーでは「毒」「怪物」の色です。
毒物や怪物、死体の色・・・と、
ずいぶん国によって色のイメージも異なります。
アメリカンコミックスや映画などで宇宙人や怪物など未知の生物の血の色も緑色で表現されていますね。
私はおどろおどろしい蛍光色がかったグリーンを思い浮かべます。
明るいイメージで使われているのは
オレンジ色だけですね・・・。
まあ「収穫祭」兼「魔除けの儀式」ですからねえ。
ハロウィンカラーのイメージはどうでしたか?
想像通りでしたか?
知っていると仮装や飾りつけ、料理やお菓子を準備する際の配色など
少しは役にたつかも・・・?
日本でのハロウィンの歴史
昭和生まれの私にはホントに不思議なくらいいつの間にか定着してしっまたイベントなのです。
そもそも日本各地でも昔から秋に収穫を祝う祭りは存在しています。
春は五穀豊穣を祈る祭りもあります。
ご先祖様の霊を迎えるお盆もあります。
なのになぜ海外のお祭りが日本で流行ったのでしょうか?
東京は原宿、表参道にある有名キャラクターショップ
「キデイランド原宿」が実は最初であります。
昔、代々木公園、神宮前界隈に米軍の住宅があり、
米軍の家族も住んでいた為ハロウィンのイベントもあったそうです。
最初は日本人向けというより駐在しているアメリカのファミリー向けサービスの提供だったそうです。
小規模なハロウィンイベントを続ける後
1983年から本格的に日本向けにもハロウィン商品を扱い始め
表参道でハロウィンパレードを開催するようになります。
そして、
「東京ディズニーランド」でも1997年から
ハロウィンイベントが開催されます。
神奈川県川崎市「チネチッタ川崎」(現、チッタデッラ川崎)でも
ハロウィンパレードが1997年から開催されます。
当時は参加人数も少なかったものの
現在では10万人規模の日本最大級のハロウィンパレードとなるほどに。
2020年、今年の『カワサキ ハロウィン』はコロナの影響もあり
オンラインでのイベントとなるようです。
今では魔女やお化け、モンスターの仮装に留まらず
映画のヒーローキャラクターや漫画のキャラクターなど
様々な仮装をするようになりました。
もはやコスプレイベントと言っても過言ではなさそうですね。
いかがでしたでしょうか?
ハロウィンの由来とハロウィンカラーの意味。
色にはそれぞれイメージと心理効果があります。
知ることで理解が深まり、よりイベントを楽しむことができると思います!
コロナ禍ではありますが、例年とはまた違う状況でも
新しい楽しみ方や過ごし方ができるのではないでしょうか?
我が家ではリビングや玄関をハロウィンカラーの雑貨で飾っていますよ♪
今回はこれにて!